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天然髪染について

ヘナとは?

ヘナとはインドやエジプト、北アフリカなどの熱帯地方に広く分布している ミソハギ科の常緑低木です。ミソハギ科の植物は熱帯、亜熱帯、亜寒帯に広く分布しており、双子植物に属し楕円形の葉をつけて白かピンクの花をつけ、乾燥した水はけの良い場所に自生する植物です。古代からヘナのハーブは染料、ヘアカラー、マニキュア、儀式などで使われてきました。クレオパトラがヘナで爪にマニキュアを施していたという話は有名です。5千年の歴史があるアーユルヴェーダでは薬として使われ、皮膚炎、止血、吹き出物、打撲傷などの薬剤として利用、毒素を排出して体をきれいにすることも言われています。ヘナの葉は抗菌、殺菌作用もあり、頭皮の改善、ふけ、かゆみを抑え、傷んだ髪を回復させる効果があります。日本でも近年、インドから乾燥葉の粉末が輸入されており、ヘナの輸入のほとんどがインドからといわれていますが、そのほとんどがヘナの葉100%ではなくいろいろなものが配合されていると噂されています。

沖縄では今回、㈱ヘーラーが県内農家と提携して無農薬の安心安全なオーガニック・ヘナ葉100%の純国産品を皆様にご提供できるようになりました。

ヘナの成分

セルロース これは主にヘナ葉の葉脈=繊維質です。
タンニン 広く一般に植物に含まれており、渋み、苦みを示し、赤色色素の前駆体としても重要な働きをする。また防腐効果もある。
ローソニア アルバ ヘナ葉に含まれる色素で髪、皮膚、爪などの主成分のケラチン(タンパク質)にからみつきオレンジ色に反応・発色します。髪=動物性たんぱく質と反応し髪の毛にコーティングされますが、ジアミン系合成染料のように細胞の中に入り、血液・リンパ液などの 体液や羊水などに浸透することはありません。
ナフトキノン 古くからヘナは抗菌・殺菌効果、鎮静効果、消臭効果、冷却効果などが言われてきましたが、1990年に「ナフトキノン」という成分が発見され、この成分が肝臓の毒素を排泄する役目があることが分かりました。体内に溜まった毒素・老廃物を排出させることをデトックスと言い、最近はヘナなどを使い静かなブームになっていますがこれには大きな危険が伴います。現在輸入されているヘナはほとんどが粉末の状態で、その多くはインドからの輸入ですがヘナ葉100%はほとんど無いと言われています。その多くは農薬を使用した栽培で、早く染めるために合成染料を混ぜたケミカルヘナの可能性もあります。 
オーガニック栽培のヘナ葉100%の商品以外はわざわざ毒素を体内に入れる結果になります。

インディゴとは?

インディゴとは藍色の色素を言いますが、この色素を持つ主な植物は日本ではふるくから蓼藍(たであい)が使われています。生地の染色の原料として使用されており徳島県の藍(一年生植物)が有名ですが、沖縄にも琉球藍があります。その使用方法はツボなどの容器の中で発酵させてその中に布を漬けたり、取り出す工程を何度も繰り返して空気に触れさせ、酸化させることで発色させます。今では生地の染色は化学合成されたインディゴ染料を使用すれば一回で染まるため、古来の染色方法は伝統工芸として一部の地域に残るのみです。一方髪染めに使用されるインディゴはヘナと同じように乾燥葉の粉末を使用します。蓼藍はその方法では発色しませんが木藍(モクラン又はキアイ)の葉はヘナの粉末と同じようにお湯や水で溶かして髪に塗布する方法で発色するので木藍が使われます。日本にはヘナと同じくインドから粉末の状態で輸入されています。木藍には何種類かありますが、インドから入っているのはほとんどがナンバンアイという種類の木藍です。今回㈱ヘーラーの商品に使用されている木藍はタイワンコマツナギという種類です。現在、沖縄県本部地区を中心にオーガニック栽培が進められています。インディゴはヘナに比べ草かぶれ・植物アレルギーの比率が高いので肌の弱い方は特に事前のパッチテストが必要です。

ヘナ&インディゴの効能

ヘナを使用する髪染めの場合、直接の効能は白髪をオレンジに染めることです。ヘナのローソニア・アルバ(ローソン)は綿、麻、などの植物繊維には反応しません。これは髪の主成分であるケラチン(タンパク質)と絡みつき、タンパク質と色素が結合する際に髪の表面に絡みつくように薄い表皮が形成されますが、この皮膜が酸化(空気中の酸素と結合)してオレンジ色に発色します。また髪が薄い皮膜で強化されることにより毛髪にコシがまし、見た目毛髪が増量したような状態になります。ヘナのローソニア・アルバはケラチン(タンパク質)と絡みつく際に水分も一緒に巻き込み毛髪内部に浸透するので髪がよりしなやかになります。髪だけでなく頭皮についても同じ原理でヘナをつけた頭皮は乾いた頭皮を保湿する効果があります。また毛穴の汚れや古い角質、余分な油分などを吸着し、洗髪の時に一緒に流れるので頭皮の洗浄効果もあります。ヘナの色素は髪にコーテイングされるだけで体内には浸透しません。もし、髪染め後に尿から色素が出ればヘナ100%ではなく、合成化学染料が混入していることになります。ヘナの色素は体内に入り込まないのですが、ローソニア・アルバに含まれている「ナフトキノン」という成分は肝臓の毒素を排出することが分かっています。インドの伝承医学である『アーユルヴェーダ』においていろいろな薬剤として使用され近年はデトックス=体内の毒素を排出する効果も静かなブームです。

ヘナ

現在いわれているヘナの薬用効果は次の通りです。

  • 薄毛対策、ふけ防止、くせ毛矯正、毛髪の強化
  • 殺菌、抗菌効果
  • 皮膚炎、止血、吹き出物、やけど、打撲、防腐剤
  • 肝臓の解毒、睡眠効果、紫外線防止、便秘改善
  • 生理不順、更年期障害の緩和

デドックスの怖さ

ヘナのデドックス効果は最近知られつつありますが、当然髪染めをすることにより、デドックス効果もあるわけですが、頭に塗布しヘナの有効成分を肝臓や子宮に浸透させる場合に、ヘナ100%であること、又農薬を使用していないオーガニック商品であることが必須条件です。合成化学染料が配合されていたり、農薬を使用したヘナ栽培の商品であれば頭から体内にわざわざ毒素を供給することになります。 慎重に材料をお選び下さい。もちろんヘナの色素は体内には入りません。

草かぶれ(植物アレルギー)について

業界では48時間のパッチテストを行ったうえでの使用をお薦めしております。しかし48時間も待てないといった方が大部分ですのでそのような方には自己責任にて使用していただき、使用中、又は使用後に我慢できない程度のかゆみが出ればすぐにシャンプーで洗い流してください。原因は草かぶれです。

ヘナの草かぶれ

ヘナにかぶれる方はあまりいませんが、たまにおられるのも事実です。
また下記の理由でのかぶれも考えられます

  • 輸入品のヘナの粉末は主にインドから輸入されていますが、ヘナ葉100%ではなく、いろいろなものが配合されていることが多いといううわさがあります。特にジアミン系合成化学染料などはひどいかぶれが起こることがあり、がんなどの原因にもなることが指摘されています。
  • ブラウン、ダークブラウン用にあらかじめインディゴと配合されている場合、ヘナではなくてインディゴによる草かぶれが考えられます。特に肌が弱い方は事前のインディゴのパッチテストは必要です。

インディゴの草かぶれ

ヘナに比べて草かぶれを引き起こす作用が強いようです。
ヘナと同じように輸入粉末の時点で合成化学染料などが配合されている可能性がありますが、ヘナ葉100%の場合でも100人に1~2人の割合で草かぶれがおきます。時間がある方は事前に必ず48時間のパッチテストが必要ですが、面倒くさい方、時間が無い方は自己責任で染めてください。多くの方は問題ないと思いますが髪染めの途中で我慢できないかゆみが出た場合は髪染めをやめてすぐにシャンプー・石鹸で洗い流してください。我慢できる少しくらいのかゆみであれば、ご自分の判断で続けてください。また少しイガイガする程度であれば草かぶれではなくインディゴの刺激だと思われます。草かぶれは「漆塗り」職人が初めはひどくかぶれるが、だんだんとかぶれなくなると言われていますが、同様に大概の人は何回か染めているうちにかぶれの度合いが軽くなります。又鮮度がよいモノ程、草かぶれはひどいので少し古いもの(1~2年)を使用すればかぶれは軽くて済みます。草かぶれがあるけれど、どうしてもインディゴを使いたい方は量を少しづつ増やしていくなり、まず染時間を短かくして(最初は10~15分以内)問題が少なければ染にかける時間を少しづつ増やしていくというやり方もご検討ください。もちろん使用量、時間により最初は思った色にはならないと思いますが、試行錯誤しながら草かぶれを克服し、自分の思った色に近づけていく作業も楽しみながらおこなえば如何でしょうか。頭皮のかゆみは髪染め中、又は髪染め完了後2時間あとくらいに出るケースが多いようです。お湯で溶かすときにレモン汁を半個~1個分入れるとかゆみが抑えられるとの情報もあります。㈱ヘーラーでは頭皮を守るための8種類の薬草エキスを配合したハーブローションも用意しております。

化学染料について

出典元:白髪染めに使われている成分を徹底研究

準備中

ヘナの白髪染め以外の効果について

美髪 髪は体内の有毒な毒素(主に重金属類や合成化学物質)を排出する器官
髪が細くなると排出する力が弱まり、有害物質を体内にため込む原因にもなる。
[頭皮、頭髪をヘナでパック]
➡ 細く、弱くなった髪が元気になる(薄毛対策)
➡ 毛髪の色艶が徐々に出る
➡ くせ毛が少しずつ改善される
➡ しっかりと毒素を排出し、頭からの解毒が進む
➡ 頭がすっきりする、だるさが取れる
小顔・美肌 [ヘナパック]
➡ 顔のむくみが取れる。肌の艶が出る。顔の表情が柔らかくなる。
利尿作用 [ヘナパック]
➡ 利尿効果がある
便秘の改善 [ヘナパック]
➡ 便秘の改善効果がある
頭痛の改善 [ヘナパック]
➡ 頭痛が改善される効果がある
足が細くなる [ヘナパック(足裏部分)、足湯]
➡ 足のむくみが取れ、足が細くなる効果がある

ヘナのデトックス効果について

ヘナは毛髪に優しい天然の髪染め剤(オレンジ染)として広く知られるようになりましたが、実はそれ以外にも注目されているのがデトックス効果です。デトックスとは体内の毒素を解毒、排出する効果を言います。飲食を通じて体内に毒素が入った場合にその毒素を解毒する働きは肝臓が行います。昔から肝腎かなめ(最近は肝心とも表記する)と言いますが、人間の臓器の中で肝臓は口から入った毒素を分解します。例えばお酒を飲んだあと、体内のアルコールを分解するのも肝臓です。 肝臓が弱いとアルコールの分解が進まない。肝臓が強いと分解の速度も強くお酒に強いということになります。口から入った毒素の約90%は肝臓で解毒されると言われています。一方、皮膚から入った毒(経皮毒)が解毒されるのは10%くらいといわれています。意外と皆さん、肌から入る毒素には無防備ですが、毎日のように使用する食器洗い用シャンプーや洗髪用シャンプーに入っているいろいろな合成化学品中でも今一番化学者が警鐘を鳴らしているのは合成界面活性剤です。これは例えば体内に入り男性の精子を殺傷することが実証されています。最近、洗髪はできれば石鹸がよいというのはこのことです。口から入った毒素が解毒できる割合が90%で、皮膚から入った毒素が解毒できるのがわずか10%なのかというのは口から入った毒素はそのほとんどが血液に入り、肝臓に行くからです(肝臓が解毒する)。一方、皮膚から入る毒素は肝臓に到達する前にいろいろなところをめぐるからです。 ジアミン系合成化学染料で髪染をした場合、頭皮に触れたジアミンはまず頭皮から浸透して皮膚に影響を与えます。皮膚のかゆみ、皮膚のただれ、湿疹、さらに下に進んで目に影響を与えます。1年以上定期的にジアミン系染料で髪染をしていた人の26%くらいの人が白内障が進化する。また約80%前後の人の眼の水晶体が何らかの損傷をうけるという報告もあります。更に、視神経に入り徐々に失明したり、運動神経を侵されると体が動かなくなるということも考えられます。最近、永年日舞や琉舞をやられている方でお年を召されて視力がどんどん悪くなったり、身体が動かなくなったりした方が周囲におられませんか。もしかしたら、黒髪を保つために永年化学染料で染めていたこととも関係があるかもしれません。近年、ヘナの成分の中に「ナフトキノン」という体内の毒素を排出する役目があることが判りました。ヘナの色素成分は内々には浸透しませんがこの成分は、体内に浸透して肝臓に行くまでに溜まっている毒素も含めて、解毒、排出する効果があります。体内の毒素は病気や老化の大きな原因にもなります。若々しい体を保つためにもヘナによるデトックスは大切です。過去にある種の詐欺療法でデトックス効果が無いものが出回り、デトックスが批判されましたがヘナによるデトックスは使用方法さえ間違えなければ確実に効果があります。
使用する材料を間違えばかえって障害を進化させる
最近輸入されているヘナの粉末の9割がヘナ葉100%ではないと言われています。染時間を早めるために合成化学染料が混ぜられたり、大量の農薬汚染や、河川、大気の公害汚染にさらされたヘナ葉が収穫されたり、何が入っているかよくわかりません。公害汚染、農薬汚染のない、しかもヘナ葉100%のヘナの粉末は知る限りでは沖縄ヘナしかありません。最近、ワンコインショップでも売られていますが、購入したところ、匂いもひどく、色もひどく何が入っているか怖くなります。安心、安全な沖縄ヘナは白髪染めはもちろん、それ以外にデトックスにも大いに効果を発揮します。

デトックス効果

ヘナの使用方法

沖縄ヘナ湯について(30分以上)

お湯に大さじ1杯くらいを入れて溶かし、お湯にゆっくりつかる
➡ 身体・肌のデトックス効果、加齢臭の予防、肝機能の強化・毒素の解毒・排出
沖縄ヘナのトリートメントを行い、
ペースト状のヘナを浴槽の中で洗い流し、 そのままヘナ湯を行うと効率が良い。

ヘナ湯

スチームサウナ(ハーブテント)

準備中

ヘナパック

○ 沖縄ヘナパックの場所:頭、背中、足裏など
○ 男性の首回り ➡ 加齢臭の予防
○ 肝臓の毒素の分解・排出作用 ➡ 肝機能を高め、血糖や新陳代謝の促進
※ヘナ湯の場合の皮膚・足の爪の色の変化について色の変化は全くありません。

ヘナシャンプーについて

毎日、市販のシャンプーを使用することで髪や頭皮を傷めることが言われています。シャンプーで強制的に頭皮・髪の油分を落とすことでパサパサ髪や乾燥した頭皮になりフケ、かゆみの原因にもなります。また市販のシャンプーの多くは合成界面活性剤やシリコンが使われており、それらが髪をコーティングしてしまい、自然に水分養分を含むことができなくなり、髪や頭皮の乾燥にもつながります。

従来のシャンプーの代わりにヘナシャンプーをお勧めします。

ヘナ葉100%の不純物が一切入っていないヘナは目を閉じると草原に寝転がっているようない癒される香りのする匂いです。ヘナの成分は余分な油分や汚れ、毒素を吸着する形で除去するとともに傷ついたキューティクルの補修をしてくれます、頭皮環境を整えます。

市販のヘナに注意!

ンドから輸入されているヘナの粉末はその多くがヘナ葉100%ではないとの報告もあります。純粋なヘナ葉100%でない場合、頭皮のかゆみやフケの発生につながる可能性もあります。その鮮度が極端に悪いと何とも言えない匂いもします。ジアミンなどの合成化学染料が混ざっている場合は、毒素の排出どころか、毒素の供給をする結果になります。天然髪染普及協会が現在おススメできるヘナシャンプー用のヘナ葉100%の商品はヘナの栽培、乾燥、粉砕、袋詰めのすべての工程を沖縄で行っている安心、安全な沖縄ヘナだけです。ヘナシャンプーは1週間に1から2回、ヘナを水と専用ジェルで溶かし、2-3分放置し、水かお湯で洗い流すだけです。