一般社団法人 天然髪染普及協会
設立趣意書

2015年12月吉日
設立発起人一同

女性の『生命』と『健康』を守り、『安心』で『安全』な髪染の生産は、急務となっています。これまでにも海外からの天然髪染剤と言われる原料が輸入されておりますが、「染めるのに時間がかかる」「よく染まらない」等の理由により、原料に合成界面活性剤などを加え着色吸収を図った商品や「天然髪染」と称して食紅着色剤を使用し、界面活性剤で導入する商品等が販売されており、驚くべき実態となっているのが現状です。

このような女性の生命と健康に重大な危険と障害を生んでいる事態を解決する為の一環として学者・医療関連従事者・研究者・産業界・生産者・理美容関係者・乳癌を無くす活動団体等と協力し、一致団結して全国の髪染め障害を無くし、女性(含男性)の健康と生命を守る事に寄与することを目的に本協会を設立するものです。

設立目的

• 美容室・理髪店での髪染事情に関する調査、研究、会員への情報・資料の提供。
• 天然髪染剤の状況把握と会員及び消費者への情報提供。
• 女性を対象にした髪染障害と天然髪染普及目的の全国的講演活動。
• 髪染剤の安全性を目的にした研究と交流発表会の開催。ならび、各種懇親会、懇談会の開催。
• 乳癌患者と女性の交流活動の開催。
• 乳癌関連関係者への支援(例:寄付及び基金創設等)活動。
• 会員相互の連絡・協議・並びに関係諸団体・業界との連携。
• 電子媒体、紙媒体による会報の発行。

会員・会費　＊設立発起人・役員予定者により協議

• 正会員　　年会費　 10,000円
• 賛助会員　年会費　　5,000円
• 特別会員　年会費　　3,000円　理事会の要請により入会いただいた有識者・学者・事務局員

２０１５年１０月２３日～２４日にかけて、ＮＨＫをはじめ民放ならび新聞各社も一斉に報道。「毛染め皮膚被害」「皮膚疾患重篤化に警鐘」消費者安全調査委員会(消費者事故調)は１０月２３日、美容院(室)で使われているヘアカラーや白髪染めや一般に販売されている商品等を含め、医薬部外品の染毛剤で起きるアレルギーなど皮膚障害に関する報告書を公表しました。激しいかぶれやただれなどの被害相談が後を絶たず、発症後に使い続けると重篤化する恐れが有るのに「正しい知識が消費者に伝わっておらず、リスク回避行動に結びついていない」と指摘。継続的な注意喚起を消費者庁と厚生労働省に提言しました。報告者によると、染毛剤の主成分「パラフェニレンジアミン」等が原因で頭皮や首、顔にアレルギー性や刺激性の皮膚炎が起こり得る。それまで異常が無くても突然発症する事が有り、子供の頃から使って回数が増えると、アレルギーになるリスクが高まる可能性もあるとしています。

発癌性・催奇形性・発熱・ぜんそく等の危険

「ヘアカラー」は美容資材の中で、最も危険性の高い薬品が数多く使われています。成分のオルトアミノフェノール、パラフェニレンジアミンは、皮膚に対して強い刺激が有り、アレルギーや発熱、ぜんそくを誘発します。また、発癌性も疑われています。同様に、レゾルシンは防腐剤として使われる医薬品で、昏睡や致命的な腎臓障害を起こすのです。アルキルベンゼンスルホン酸塩は、昔は合成洗剤に大量に含まれ、皮膚に湿疹また催奇形性（さいきけいせい）が有り、現在は合成洗剤には使われていません。しかしどういう訳か、この有毒物質が「ヘアカラー」には生き残っているのです。

１千億分の１に薄めても乳癌細胞が増殖

北里研究所臨床環境医学センターによる大手メーカー３製品の実験結果は、乳癌細胞に「ヘアカラー」を薄めた液を添加して培養したところ、３製品とも乳癌細胞が増殖したと報告。中には１千億倍に薄めた場合でも、１．５倍も乳癌細胞が増えた製品さえあったそうです。つまり濃度が高くなれば作用も高まることから、こうした製品を説明書通りの濃度で継続して使うことは、極めて『危険』なのです。先日、アメリカ合衆国ホワイトハウスがオバマ大統領の指示によりピンク一色にライトアップされてピンクリボンの乳癌撲滅キャンペーンを大いに推進していく事が表明され、又アメリカでは、１年間に乳癌で亡くなる方が４万人に達していると報道されています。今、日本では、女性の１２人に１人が乳癌にかかるといわれています。沖縄県では８人に１人が乳癌にかかると言われています。

市販の染毛剤の問題点

パーマネント・ヘアカラー（酸化染毛剤）にはジアミン系、セミパーマネント・ヘアカラー（酸性染毛剤）にはアミン系等、発癌性や遺伝毒性が心配な多様な化学成分が使われています。又それら染料を毛髪から出にくくさせるための酸化剤、薬品を毛髪に浸透させる合成界面活性剤が使われ、更に毒性を強めています。酢酸鉛など有害重金属、殺菌防腐剤レゾルシンまで使われています。早染め製品や無臭製品ほど、その毒性は更に強くなります。これら染毛剤は水道水の塩素（Cl）と反応してダイオキシンが発生することもわかっています。

「ニューズウィーク日本版」1992年7月22日号は、ヘアカラーが悪性リンパ腫を誘発すると報道しました。（アメリカ国立癌研究所シリア・ザーム研究チーム）北里大学の坂部貢先生によるマウスの実験では、子宮に重大な影響を与える可能性や、免疫に作用してアレルギーや膠原病の引き金になることがわかっています（「食品と暮らしの安全」No.153）。ＥＵヨーロッパでは、一部を除き、髪染にジアミンを使用する事を禁止しています。

一般社団法人 天然髪染普及協会 定款

一般社団法人　天然髪染普及協会会員名簿
【本土地区ただいま増殖中！】H28.1.17にスタートしたばかりの協会です。

会計報告

活動方針

当、一般社団法人の設立記念事業として平成28年度は『髪は万年・人は百年』というタイトルで当法人の理事であり、学校社団法人琉美学園の呉屋良昭理事長の講演を各地で行っております。髪の育毛には頭皮の健康状態がいかに大切かを体験と実証で『楽しい育毛』と健康法をヘナを兼ねて講話していただきます。

※各会場ともに講演会の後は引き続き(株)ヘーラーのイベントが16：00迄あります。
引き続きご参加してお楽しみください

行事予定

行事の様子

協会の案内

• 設立の趣旨
• 定款
• 理事会メンバー
• 会員名簿
• 活動報告及び会計報告